スタジオ・パレットは今や業界のデファクト・スタンダード(業界標準)であるDigidesign社のProToolsを導入しています。もはや最近ではアナログテープでの録音すら珍しくなっていますが、スタジオパレットではアナログに加えデジタルの良さを最大限に生かしたレコーディングも行うことが可能です。それではいつもの様に、パレットの重鎮オペレーターYamaさんに思う存分に語ってもらいましょうか。
まずは主なシステムのご紹介です。
という感じのシステムを構築しています。
ProToolsとはオーディオをはじめとするさまざまな端子を装備したインターフェース、オーディオ処理に必要な演算を担うDPSボード、オーディオ/MIDIシーケンスソフト(ProTools Software)という、ハードディスクレコーディングに必要な要素を1つのパックに まとめた世界でもっとも有名なデジタルレコーディング・システムの事です。
サンプルレートも192KHzまで対応してよりクオリティーの高い音質が出来ます。24bit 44.1KHzなら128Trまでレコーディングが可能でかなりの余裕な音源製作が可能になります。
対応ファイルの形式は
となっています。
右の図のように録音された音が波形となって画面に出て来ます。以前はマルチのテープを使って音を聞きながら録音し直したい場所を耳と表示されるタイムで探しておりましたのでこれはかなりありがたいです。それどころかREC中に場所を間違えて録音してしまうと元のデーターを失うという最悪な修羅場をいくつもいくつも乗り越えなければなりませんでした。
しかしProTools(ハードディスクレコーディング)では失敗しても、すぐに前のデーターに戻す事も出来ますし、凄く気に入ったワンフレーズなどもコピーして別のトラックに幾つでも移したりする事が手軽に可能なのです。
ミュージシャンにとっては、前に演奏した最高のフレーズをもう一回演奏する事はかなり至難の技なのです。ネットをやっている方ならブラウザを使って前の画面に戻ったり、履歴を探したり、長々しいURLをコピー&ペーストするといった感じでものすごく便利な機能がそなわってます。それと、DAWはノンリニアレコーディングなので巻き戻しの時間がいらない、そして全てプレイバックをしながら作業を行えます。これでミュージシャンに余計な負担をかける事が少なくなるのです。
さて、スポーツの世界ではアスリート達が0.1秒記録を伸ばす為に命をかけていると同じくミュージシャン達も3~6分の曲に魂を削りながら曲を作り、アレンジしてレコーディングしております。
大袈裟に書いておりますが結構マジです。
その魂を助けてくれるグレイトなプラグイン達を数点紹介いたします。
まずはオートチューンというプラグイン!これはボーカルの音程がフラットやシャープした時などズレを修正したりするプラグインです。
レコーディングをして、いつも思うのがバンドの中ではボーカルが一番大変かも知れません。なぜなら、喉やお腹から声を出すボーカルは体調管理が一番難しいからです。
プロの人なら専属のトレーナーがいたりしているので、他人に管理されている分楽かもしれませんが、普通は仕事やバイトをしながら音楽活動をしている人達は、日頃の生活に「男?女?金?酒?仕事?家庭?遊び?」と日々追われ体調管理等とそんな真面目な事に取り組む輩が音楽をしているはずはありません。
そんなこんなで、このオートチューンというプラグインはかなりボーカルを助けてくれるエフェクターであります。便利なのですが、個人の技術を向上させる為にはあまりお勧めいたしません。
普通の値段で買えば30万~100万はするあの往年のビンテージの機械が!うぉおおおおおおおおおおおおおおお!み、見て下さいよ!右の写真を!
いやあ~~ん、もうよだれモンですわ~志村~後ろ後ろ~~~!!と、気をとりなおしてですな。。。。
とにかく現物を見ることさえ最近ではむずかしくなったこのような機材までもがシミュレートされたものではありますがちゃんとプロツールスの上でプラグインとして使えるのが非常にナイスなわけですね~~
一度に10個以上も使えるといったとってもアホな事も試す事が?やった事のないことが出来る!これが利点かな?(そんなにいるか?)
これはギターアンプシミュレーターです。
アンプのヘッドだけではなくスピーカーのユニットまで選択出来るという優れものです。ギターアンプなしでそのまま録音できるという事です。
ギターだけでは無く、ヴォーカルやキーボードにも掛けて良く使用してまして我ながら重宝しております。テクノロジーの進化というものは本当に速いものですね。
録音出来るチャンネル数が多くなった現在、音を操作する人間の作業量は半端じゃないほどに増えました。
そこで曲間ごとに音量や音の位置を動かすタイミングをコンピューター様に記憶させ自動でフェーダーバランスをとらす事が出来るようになりました。(いやこれほんまに楽ちんやね)
フェーダーどころかプラグイン(エフェクター)の細かい設定もオートメーションが出来るのには驚きました。
テクノロジーの進化というものは色々な便利さを我々にもたらしてくれますね。正直、ビックリです。
オペレーターとしてProToolsを使った感想としては、チャンネル数をとにかく使えるのと編集が凄く!物凄く!!楽ちんでミックスダウンの作業にのら猫やのら犬(←誰の事だ?)の手を借りなくても良くなった事で、これは本当にありがたかったです。1ヶ月間はニヤニヤしながら仕事をしていたらしいです。
逆に困った事といえば、PTのO/Iの音が良く各楽器の音の分離がしっかりしておりデジタルの音とかなり格闘しなければならなくなった事と、もっと音を良くする為に質の良いプリアンプやEQ、テレコ、A/D D/Aコンバーターなどがたまらなく欲しくなった事です。
ProToolsを導入した事で違う意味のストレスがかなり増えました・・・・。
簡単に説明いたしましたが、とりあえず今回はこれにて・・・。

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