ミキシングについて

ミキシングとマスタリングについて

レコーディングは録音してはい終わり!という物ではありません。最終的な形になるまでにトラックダウンやマスタリングなどの様々な作業が必要となってきます。とはいえ、わかりにくい言葉がずらずらと出てくるのも事実です。それらがいったいどういう事なのか、ここはパレットの重鎮オペレーター、Yamaさんに思う存分に語ってもらいましょう。

まず最初に・・・・

現在のレコーディング環境も徐々に変化している今日この頃、初めてレコーディングのお客様にはとくに多い質問がありました。

「自宅や専門のスタジオで録音しても仕上がりがしょぼく感じるんスけど.....」
「おぅいぇ?、ただ出てるだけの音を録ってもあかんよ!うむ、おっちゃんが教えたる金払え。そして予約しろ。(汗;)」

などとレコーディングをすれば簡単にプロの音と同じ音源が出来ると思われている方が大多数でした。しかしそう思われるのは仕方ありません。何ごとも初めての事ですので、私もそうでした。

ただ録音をすれば、いかした音源が出来るものではありません。じゃぁどないすんねん?と言う訳で簡単に少しだけ説明したいと思います。

現在パレットのRECの方式は、ラフ録音とマルチ録音です。この2つにつきましてはレコーディングのコーナーに簡単に説明致していますのでそちらを参考にして下さい。

録音の流れ!

ミックスダウンの流れ

と、上記の流れでマスター音源が一丁あがり!

録音に大切な事は、録音曲の構成をメンバーがいかに理解しているかと、どのようにして1つ1つの音を録音するのか、まぁ打ち合わせが超大切です。

では詳細に説明します。

  1. まず録音する曲を決める!
  2. そして録音スタッフと打ち合わせ!

    何を打ち合わせするのかといいますと、録音する曲の構成です。ギターで例えると

    • ギターは幾つトラックを使いたいのか?
    • 仕上がりの段階でどのような音にしたいのか?
    • 後でエフェクト処理を行うのか?(ディレイやリバーブ効果など)
  3. そしてパート別録音

    基本的には下記の順番です。

    1. Dr
    2. Bass
    3. Gt&Keyboard
    4. Vo&Cho
  4. おっしゃ?! 録音終了!
  5. これから本番?! ミックスダウン

ここでミックスダウンとは?

ミックスダウンとは、各パート別々に録音した音を2chのマスターテープに(CDやMDやDAT)聞きやすくバランスを整える作業です。

簡単にいうとガンプラ(ガンダムのプラモデルの事)を組み立て、仕上がった本体に色を塗るまでの作業がミックスダウンで、その後その色や仕上がりをクリアーラッカーでピカピカにして上品に見せる作業がマスタリングです。

※録音する場所&機材やオペレーターによってかなり音は変わります。

超ぼんび?な私達(バンドマン)はミックスダウン終了時点で世の中に音源を売りまくっていました。

しかし、ミックスダウン終了時点での音源はスタジオや音響設備の整った場所で聞けばごきげんなサウンドに聞こえるのだが、いざ家に持ち帰り再度聞いてみるとあれ?何かしょぼいぞ音に聞こえるのが度々であります。

ここでお助けになるのがマスタリングなる作業です。

マスタリングとは?

マスタリングとは音源の最終的な音質を決める作業の事です。

具体的にはメディア(CDやラジオ放送、TV放送)に合わせた最適な音質に整える作業の事です。

  1. 音圧を上げる
  2. 音の明瞭度を上げる

(その他、色々とあるのですが)

例えば、好きなミュージシャンのベストCDを作った時、曲によって音量の大きさがバラバラで聞き辛かったりした事はありませんでしたか?

やはり録音する状況や機材が変われば、曲ごとにバランスや音量も少しずつ変化していきます。そういった音量や音質の最終調整をするのもマスタリングといいます。

まっ、市販されているCDのような音質にする作業であります。巷のスタジオでは¥6000~¥10000/1hぐらいで出来ます。

しかし、マスタリングもミックスダウン同様に手間をかけなくてはなりません。

とマスタリングは神様的な存在になっておりますが、間違ってはいけないのが......

  • 最初の時点でどういった作品にするのか?
  • その作品に近づける為にどう音を録音するのか?

録音する時点で念入りな音作り&音楽を愛する(LOVE)気持ちが大切であります。少しでも気を抜けばそれなりのしっぺ返しをくらいます。

完璧な録りをしてから慎重にマスタリングをする事が大切です。でもしっかりと 録音すればマスタリングなしでも良い作品は出来ます。

「良い音はスピーカーを選ばない!」と某氏は語っていました。私も、最近本当しみじみそう思います。でも聞き手側はミュージシャンの苦労(裏舞台)が見えないのでやっぱりキチンとした方が良いのかも?

余談ですが最近はパソコンなどを使い簡単にデジタル録音ができ音程の調整が出来たり、1パターンの音を録りそれを継ぎはぎして音源を作ったり、本当に録音が手軽になりました。これはとても便利でありますが、とても危険なものでもあります。

経験豊かなバンドマン達や、さらにクオリティーを望んでる人達は良いと思うのですが、初めてRECするバンド達や初心者の人にとっては、基礎体力をつけなければいけない段階で(自分のテクニックや音作り、バンドとしての各パートの役割、音1つ1つを作り上げて行く苦労)を知らずに楽ちんをしてしまう事はとても危険であります。はい!

とは言うもののお金と時間がないバンドマン達にはとてもつらい・・・><

簡単に書きましたが、詳しくはいつかお店でお茶でもしばきながら........私達、オペレーター達もがんばりますので皆様もがんばって下さい。

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